このレビューはネタバレを含みます
登場人物みんな、どこか変わってておもしろい。
修羅場さえもふしぎな具合に。
フランスだからなのか、こんなにもカラッとしているのは。
アベルの柔軟性というのか適応力というのか、何事も受け入れてしまいすぎるやさしさなのか、心の声までもがなんかクスッとしてしまうマヌケさというか。
巧妙に二股して、コインで父親決めるマリアンヌもすごいし、手に入れたら飽きちゃうエヴはほんと若者だなって。
そして、マリアンヌの大勝利。なんでも手に入れちゃう女ってかんじで、流される男アベルもついに自分の意思が芽生えたのかなって、墓前で手繋ぎいい終わりかたでした。