Arlecchino

ナチスの愛したフェルメールのArlecchinoのレビュー・感想・評価

3.3
ゲーリンクを騙したとして有名な贋作画家メルヘーレンの裁判を中心に、彼の苦悩を描いています。なかなかよくできた映画でした。
邦題は微妙だなあ。原題は"Een Echte Vermeer"(オランダ語)「本物のフェルメール」です。

贋作に大枚をはたいちゃう被害者(この映画ではゲーリンク)。その芸術にそれだけの価値があると思って買うんでしょう?騙す方は悪いけど、買う方がそう思って買うんなら「被害」じゃないのでは。転売で金もうけをしようと企んだのならそっちが悪いんだし。贋作の事件の話を聞くたびにそう思いますね(騙す方は悪いよ再掲)。近年レオナルド(ダ・ヴィンチ)の「新作」が150億円で落札なんて話もあったけど、あんなの私にはせいぜい50万円くらいしか出せませんよ(もちろん150憶円なんか持ってないが持ってたとしても笑)。150億円で買う人(アラブの大金持ち)がいるならそれはそれでめでたしめでたしという話です。
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