日本公開時、ポスターと邦題のキャッチーさに惹かれてぜひ見たい！と思っていたところで、やっとやっと見ることができた。実際ポスターだけの見かけ倒しじゃなく、ちゃんと面白くよくできた映画だった。
特に変わったことは何も起こらないけど、良いことが起こりそうな予感とその風向きに乗ってふらりとバスにでも乗り込もうというテーマが良い。レオニーがバスに乗り込む時の音楽がこの映画のシンボルとなっている感じがある。あとファッションもそう。色んなことに手を出してはすぐに飽きてしまう自分には刺さるところがあった。
原題は La disparition des luciolesで「ホタルの消失」「ホタルの失踪」といったところか。やはりこちらの方が映画のストーリーに沿ったタイトルで趣深い。(邦題もキャッチーで良いと思うけど。)物語のキーとなるレオニーの行動もそのタイトルと照らし合わせるとテーマがよりよく理解できると思う。
サントラでも聴きながらバスに乗り込もうと思う！
