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長いお別れのkazu1961のレビュー・感想・評価

長いお別れ(2019年製作の映画)
4.0
▪️Title :「長いお別れ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2019/05/31
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-239
▪️My Review
台湾からの帰国の飛行機での鑑賞。
“長いお別れ。”何と素敵な表現でしょう!!
認知症の症状の進んでいく父親と、その家族の、3.11を挟む7年間の深い物語です。温かさと切なさが全編を包み、最後に救われた感たっぷりの素敵な作品でした。
介護の中でも向き合うのが難しい認知症。それをユーモアを混じえ悲しみを克服していく家族の温かさに感動します。
そのなかでも妻、娘、孫、と父が作った関係が認知症の感じ方を描く中、父から目線が新鮮に感じますよね。恋人な妻、生徒な娘、ダチな孫、でも夫婦の絆が最も深い!!
そして俳優陣、山﨑努さんの演技が素晴らしかったです。最後のひとときまでのリアルさと家族の人生を包むような温かみが心に沁みました。豊かな伏線に満ちた美しい映像の中で、名優たちが忘れがたい人生のシンフォニーを紡いでいます。
とても、愛おしくて、笑えて、泣ける、人生の中の大事な何かが見えてくる素晴らしい映画ですね。

▪️Overview
初の商業映画監督作「湯を沸かすほどの熱い愛」が日本アカデミー賞ほか多数の映画賞を受賞するなど高い評価を獲得した中野量太監督が、認知症を患う父親とその家族の姿を描いた中島京子の小説「長いお別れ」を映画化。これまでオリジナル脚本作品を手がけてきた中野監督にとっては、初の原作ものとなった。一家の次女・芙美役を蒼井優、長女・麻里役を竹内結子、母・曜子役を松原智恵子が務め、認知症を患う父・昇平を山崎努が演じた。
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