きっちゃん

一度死んでみたのきっちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

一度死んでみた(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

デスメタルバンドのボーカルをしている長年反抗期である娘が、二日間だけ死ぬ薬を服用した父を生き返らせる為に奮闘する話。
悲しませたり、感動させようというわけではなくて、コメディもの。
沢山の伏線を後半に一気に回収したのが面白かったです。
主人公の名前が全て元素記号で、それが暗証番号だったとは驚きました。
思えば確かに冒頭で少しヒントが流れた。
生き返るまでの過程で父を誤解していた部分に気付き、和解できて良かったです。
でも、これが映画だからハッピーエンドなんだなと思いました。
現実では後悔が残るだろうと思いました。
この映画が伝えたいのは、
死んでから話しておけば良かったと後悔することがある。
後悔は先にできない。
生きているうちに言わないと分からない。
というのが、心に残りました。
私はやり残したことよりも伝えきれないことのほうが後悔が残ると思いました。
全体的に面白いコメディですが、言葉の大切さを再認識できる映画だと思いました。
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