スペインのアルモドバル監督の常連ロッシ・デ・パルマを目当に鑑賞。
パリに暮らすアメリカ人夫妻が豪華なディナーに招いた客は12人。そこへ先妻の息子が突然現れ、13という不吉な数に。女主人のアンは数合わせの為にメイドの1人をそこに加えた。
表の顔は裕福なアメリカ人夫妻だが夫は金策のために名画を売りに出し、略奪婚で後妻の座に就いた妻のアンは「私はリベラル派」と強調しながら差別発言炸裂で、幸せになっていくメイドのマリアにさえも嫉妬する。
上流社会と言われる人たちの間に溢れる高慢さ、計算高さ、自由恋愛という名の不倫などを皮肉っている。
或いは本当の貴族社会というのが存在しない(知らない)アメリカ人と、プライドが高いイギリス人をフランス人が意地悪く皮肉っているのかも知れない。
イタズラ好きの先妻の息子がやたらとイケメン(笑)
それにしてもトニ・コレット、ハーヴェイ・カイテル、ロッシ・デ・パルマの3人共が名演技でした。
ハーヴェイ・カイテルは今年80歳に、今後も名作を残して欲しいです。
見逃してガッカリしていたのですが、ありがとう!ギンレイホール👍