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いろとりどりの親子のtmのレビュー・感想・評価

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
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こういう映画みると、自分の価値観が改めて濃くなるというか、輪郭がはっきりすると言うか、太くなる。

だけど唯一、トレヴァーの話だけは初めての気持ちになって、ものすごく考えさせられたし、この先も考えるんだと思う。

殺人って行為はどんな理由であれ許されることではない。

私は、"誰もが自身で望んで産まれてきたわけじゃない論"が強めな人間だから、
だからこそ誰かが不幸になるのはおかしいと思うし、それぞれの幸せで生きてほしいし、誰かが誰かを不幸にする権利はないだろって思ってる。
でも誰かが誰かを不幸にせざる得なかった背景もあるとは思ってるから、その背景に対していかに触れていくかだよなって思ってる。


もし自分がトレヴァーの親だったら、どう思うのか、どう思えばいいのかわからない。
殺人したとしても自分の子どものことを愛するとしても、また同じことあったらどうしようって払拭できない気がするし、そもそも被害者と被害者家族に対してどう存在すればいいかわからない。
加害者家族の映画もっと観て考えていきたい。


最後の出産の場面、手にキスするところ、人と人とが家族になる瞬間を勝手に感じて急に泣いてた笑
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