エーガンフリーマン

グリーンブックのエーガンフリーマンのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

1962年、アメリカ。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めていたイタリア系男性が、ひょんなことから天才黒人ピアニストの演奏ツアーに運転手兼ボディガードとして雇われる。2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック「グリーンブック」を手に、黒人差別が残る南部地方に向かうが・・・!?

「ロードオブザ・リング」のヴィゴモーテンセンがちょっとお腹出てて衝撃でしたが、すぐ慣れました。
「最強の二人」ともちょっと似た、全く境遇の違う二人がだんだん友情をはぐくんでゆく姿はお約束だけれども良いお話。ほっこりするとても良い映画だからみんなにオススメ!
・・・と言いたい所ですが、個人的に映画として一箇所だけどうしても許せないシーンがピアニストのドクが同性愛者であることが判明する所。LGBTを登場させなければならない(その方が賞が獲りやすい?)ハリウッドの事情は知らないけれども、この映画に入れる必要はなかったと思います。それまでほのぼのエンタメを楽しんでたのに急に社会派な匂いがして、社会派にしても黒人差別から焦点がズレてるし詰め込み過ぎです。別に多様性を否定するつもりはないけど、そういうの求めてこの映画観に来てない人にショック与える必要なくないですか?ファミリーもの観に来たのにホラーだった的な。トニーの寛容さにあっさり救われるけど、このシーン以外ハートフルな作品なので、本当にもったいないし、今の映画界の悪いところが出てるなって思い★−1.5します。