エーガンフリーマン

愚行録のエーガンフリーマンのレビュー・感想・評価

愚行録(2017年製作の映画)
3.7
エリート会社員の夫・田向浩樹(小出恵介)、美しい妻・夏原友季恵(松本若菜)と娘の一家が惨殺された事件発生から1年、その真相を追う週刊誌記者の田中武志(妻夫木聡)は、一家の関係者を取材するが、自分自身も妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の容疑で逮捕されるという問題を抱えていた・・・!?

重苦しい雰囲気が終始漂い、登場人物誰もが愚かさを抱えている、後味悪い系(ネタバレ?)の秀作です。
個人的に良いと思ったのは、大学時代の俳優を子役などを使わずに本人達が演じたこと。年齢的に厳しさはあるものの、子役や若手を使ってしまうと緊張感が一気になくなるパターンが多いこと。
登場人物みんなが愚か。まともなのは弁護士演じる濱田マリくらい笑。
トラウマ強めなので、メンタルに不安を抱えていたりフラッシュバックなどあるような方にはオススメ出来ませんが、重苦しい雰囲気をエンタメとして割り切れる人にはオススメです。