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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️Title : 「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
Original Title :「Little Women」
▪️First Release Year:2019
▪️JP Release Date :2020/06/12
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards :
第92回アカデミー賞 衣装デザイン賞
▪️Appreciation Record :2020-367
🕰Running Time:135分
▪️My Review
㊗️映画館鑑賞復帰!!
記念の1作目に相応しい“自分らしく前を向いて生きよう!!”そんな気持ちにさせてくれる素敵な作品『ストーリー・オブ・マイライフ』を鑑賞。凄く良かったです!!
“自分らしく生きること”。。。このメッセージこそ、多くの人が知っている物語を、大スクリーンで今また観る意義がありますよね!!
何度もの映画化、みんなが知ってルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を最も注目を浴びる映画監督のひとり、グレタ・ガーヴィグがを実写化しました。南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で、繊細かつフレッシュに描き出しています。当然感動の涙もあり。
その脚本も、1860年代のマサチューセッツ州に暮らすマーチ姉妹の暮らしぶりを描き出していてはいますが、先行作品との差異化を図るため、本作は姉妹が実家を離れた後に焦点を当てていて、次女であるジョーが、過去を振り返る形で進み、時系列が入り乱れる構成となっていて、これが素晴らしく絶妙で本作に躍動感を与えているのだと思います。そしてラストの演出も良いですね!!
キャスティングは、『レディ・バード』でガーウィグ監督と組んだシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメ、『ファイティング・ファミリー』などのフローレンス・ピューのほか、エマ・ワトソン、メリル・ストリープらが出演しています。さらにガーウィグは、4姉妹全てにスポットライトをあてています。特に一見打算的な女性に見えるエイミーというキャラクターにも愛情を注ぎ、従来とはひと味違うエイミー像を描き出しています。それを素晴らしい存在感で見事演じているのが、注目の新鋭フローレンス・ピューですね。ガーウィグのもと、オールスター・キャストとなっています。キャスト陣の演技は輝いていて、古典的名作を絶妙なさじ加減でスマートに躍動感ももって語り直しています。
また、アカデミー賞衣装デザイン賞に輝いたようにその衣装も素晴らしいものです。4姉妹それぞれに異なるカラーパレットを設定しているのも、本作のファッションの見どころ。例えば、主人公ジョーの衣装は、燃えるような“赤”を表現。彼女はいつも強い色を着ていて、赤ではない時は、深いインディゴブルーや何か目立つ色を着ているんですね。
物語は。。。
しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、アクティブな次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、ピアニストの三女ベス(エリザ・スカンレン)、人懐っこくて頑固な四女エイミー(フローレンス・ピュー)、愛情に満ちた母親(ローラ・ダーン)らマーチ一家の中で、ジョーは女性というだけで仕事や人生を自由に選べないことに疑問を抱いています。ジョーは幼なじみのローリー(ティモシー・シャラメ)からの求婚を断って、作家を目指しますが。。。

▪️Overview
「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を新たな視点で映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。幼なじみローリーを「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、長女メグを「美女と野獣」のエマ・ワトソン、末っ子エイミーを「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、ジョーの人生に大きな影響を与えるマーチ叔母をメリル・ストリープがそれぞれ演じる。第92回アカデミー賞では作品賞はじめ計6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。(引用:映画.com)
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