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パン屋の女房のkazu1961のレビュー・感想・評価

パン屋の女房(1938年製作の映画)
3.2
▪️JPTitle :「パン屋の女房」
ORTitle:「La femme du Boulanger」
▪️First Release Year : 1938
▪️JP Release Date : ※※※
▪️Production Country : フランス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-334 再鑑賞
🕰Running Time : 133分
▪️Director : マルセル・パニョル
▪️Writer : マルセル・パニョル
▪️MusicD :
▪️Cast : ジネット・ルクレール、フェルナン・シェルバン
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 418/1001

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋オーソン・ウェルズが評価している俳優・作品として有名ですね。“ルクレールはこの時代で最も偉大なる俳優”とまで、オーソン・ウェルズが評価していたようです。

🖋マルセル・パニョルが監督した本作の主人公はプロバンスの小さな村に住むパン屋。その若妻オーレリーが羊飼いの男と家出したことにより、落ち込んでパンを焼くのをやめてしまい、村人が困り果て、村人全員が団結して家出した妻をつれもどす。これだけのシンプルな題材もパニョルにかかると喜劇の傑作と言われるまでになるようです。村人1人1人の個性を描きあげ(なので133分と少し冗長感を感じます。。。)、その中でキリスト教徒と異教徒の対立や女性の地位など深いテーマも描いています。それがパンを通じて住民たちの絆が深まるのは面白い脚本ですね。

🖋エンディングは中々秀逸で、悔い改めて戻ってきた妻をレイミュはなにも言わずに迎え入れますが、代わりに野良猫の雌猫に八つ当たりするシーンはとても印象的です。

🖋本作、ジャン・ジオノの長編小説の一挿話を映画化した作品で、製作・監督・脚色は小説家ととしても知られるマルセル・パニョルが務めています。主演はパニョルの3部作『マリウス』『ファニー』『セザール』の映画化で主演を務めたレイミュが演じているいます。

😌物語は。。。
パリ郊外ある小村。その村で一軒しかないパン屋が舞台。そのパン屋の主人にのマーブル、彼の自慢は若くて美人の女房オーレリーだ。その女房が羊飼いの牧童と逃避行を企てたから、大変なことに。絶望したパン屋は仕事が手につきません。パンにありつけなくなった村民は、捜索隊を組んでパン屋の女房の行方を探すことに。仲たがいの絶えなかった村民らの心がたちまち一丸となり、隠れていた女房と羊飼いを発見しますが。。。
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