うる星やつや

愛がなんだのうる星やつやのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

岸井ゆきの演じるテルコが、成田凌演じるマモルに恋に落ち、ずぶずぶとハマっていく物語。

恋をしたらその人以外見えなくなるどころか世界がその人一色になる経験は、共感できるポイントだと思う。主人公のテルコの気持ちもよく分かる。マモルとの温度差に気づけないのも、気持ちが先走ってしまったからだというのも、他人だから分かるわけで、本人は気づくはずもない。これぞ恋は盲目…

テルコと距離を置くマモル。マモルと会えずに凹むテルコの元に一本の電話が。駆けつけるとそこには女性と楽しそうに飲んでいるマモルの姿が。その女性は江口のりこ演じるすみれ。皮肉なことにすみれは、テルコと何もかもが正反対の女性。テルコはその飲み会の帰りにマモルに何のために呼び出したのか聞くも、「そういうところが苦手」と言われてしまう。(個人的にはその後独り言のように口ずさむテルコのラップが好き笑)

それからもマモルと会う時はすみれがセット。しかしすみれは全くマモルに魅力を感じておらず、テルコがマモルのことを好きだということもちゃんと察している。そんな中、「マモルはテルコのような子が似合ってる」となんの気なしに言うのだが、テルコはこの言葉をきっとお守りのように心にしまっていたんだろうとおもう。

テルコ→マモル→すみれのみごとな一方通行のほかに、ナカハラ(若葉竜也)→葉子(深川麻衣)の一方通行もあり、葉子を諦めようとするナカハラに対しテルコは喝を入れる。このシーンは、テルコがナカハラに対して同類だと思っているからこそ言えるフレーズがたくさんあるように感じた。見どころです。

誰かに固執する恋愛の成れの果てを見れたような気がするが、どうしても終わり方が思い出せない、、、笑
うる星やつや

うる星やつや