この作品を見た感想を一言って言われたら「鈴木亮平」と答えると思う。
この作品はとにかく鈴木亮平…それに尽きると思う。凶悪・過激度100％の鈴木亮平を堪能できます。
『LEVEL2』とありますが鈴木亮平as上林だけ『LEVEL100』くらいあります。
とにかく作中で人を殺しまくる。目を抉る…今回のkeyマーダーメソッドとなっている。一番キツかった描写は寺島さんの部分、あれはキツい。ピクピク🥶
上林が出てくるだけで空気感が変わる。北野映画の次何が起こるか分からないヒヤヒヤ感を1人で体現しちゃってます。
前作とは全くテイストの違う作品になっている。前作はハードボイルドな刑事モノのイメージだけど今作は刑事モノの要素もあるけどとにかくバイオレンスを全面に押し出している印象。前作が可愛く思える程、今作はエグい、全部鈴木亮平のせいですが…。
そういや監督白石和彌なんだよな、あの『凶悪』撮った白石和彌なんだよなって見ながら思ってました、完全に舐めてかかっていました。表現に対して締め付けがキツくなったこの令和時代にこの様な骨太でディープな作品を見れることは本当に貴重なのかなと思う。というかこのよう作風の作品を撮れるのは白石和彌しかいないのではとも思う。超絶傑作。終始緊張。
あと思うのはやっぱり役所広司には敵わないという事です。松坂桃李良かったけどあの域にはまだ行ってないなと。あの存在感、演技力はやっぱり素晴らしいなと思った。もしもの話になりますが大上と上林が出会ったらどうなっていたか…見て見たいところもある。
