リルミ

魂のゆくえのリルミのレビュー・感想・評価

魂のゆくえ(2017年製作の映画)
4.5
トリガーワーニング/ジャンプスケア:自殺の描写あり

ウェス・アンダーソンと見紛うかのような人工的なカメラワークと美術で表される、主人公の絶望の描き方が見事だった。ジリジリとした嫌な感じが約2時間ずっと続き、息の詰まるような思いだった。
クリエイター自ら「タクシー・ドライバー」に一種のアンサーを提示しており、世界に対する様々な絶望を覚えている人に真摯に寄り添っている作品。これを見て救われる人は間違いなく居ると思う。
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