宝箱にしまって、ときどき取り出しては光に透かしたり、色んな角度から眺めたい、とても大切な映画に出会えた。
BarfiのAnurag Basu監督。
映画と人への愛が滲み、どのカットも丁寧で美しい。あたたかいキャンディカラー、溢れるリズムと多彩な音楽(Pritamはやはり天才)は、どこを切り取っても愛おしい。寝る前に心待ちにして聞くお伽話のような、いつの間に寝入ってしまった夢の中のような……と夢見心地で居たら、シュールなカットで現実に引き戻されるような。
Picture Shuru〜♪映画が始まるよ〜♪
そう、こんな映画が見たいんだ。
そして、Ranbir Kapoor!
溶け込みにくい世界観に違和感なくハマり、コミカルな演技も、もどかしい言葉も素晴らしい。ダンスやアクションの身のこなしがスマートすぎるよ…。Bollywoodで最も動きに無駄がない。
TutiFutiの笑顔がとても好きだった。Kahaaniに出てたってマですか…?
とにかく全ての登場人物が憎めず、魅力的で、好きになる。
余談① 俺達のナワ様(Nawazuddin Siddiqui)の登場が贅沢すぎてキュン死。
余談② インド映画への動物の参画が大好きなので、キリンとダチョウとミーアキャットが良すぎたね。そういうところだぞ。