なおこちゃまさんの映画レビュー・感想・評価

なおこちゃま

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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

5.0

面白すぎて死ぬかと思った
みんなそういえばゼンデイヤには西海岸でバコンバコンテニスしてほしいと思ってたんだわ そういえばっていうか前からめちゃくちゃ思ってた気がするわ

面白すぎて誰だよこれ考えたのほ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

1.5

木立のカットと石橋英子の壮麗な音楽が続き、徐々に人里に近付いて雪を踏む足音と、静けさを貫くチェーンソーが聞こえたときに、この映画のテーマに観客は自然と足を踏み入れる。巧が斧を振るうアングルまできて、う>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

グラシネ再上映でちゃんと鑑賞してきた!
あの映画を生で味わえた世代か、という共感覚になるような、デューンを見ることは2020年代に参画することですな。。

当代随一というか、この世にある映像体験の真骨
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鼓動を高鳴らせ(2015年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃな名作。
アーミル・カーンがプルートとして喋り出した時点で名作を確信。ランヴィールが終始一貫しょうもないところも良い。
キャストの豪華さが半端なく、何見ても画力がすごい。プリヤンカーとアヌ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

三宅唱監督が映画を撮っている世界なら、生きていても良いなと思えた。そして、夜明けのすべてはなんか良い映画だったね、と余波が広がっていく世界だったら、息をしていられる。

三宅監督の作品を見るにつけ、映
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

フェミニズム観点ではバービーより断然好きだった。
バービーのフェミニズム世界観はアートというよりはよく出来たプレゼンテーションのように思えてしまい、映画としてはあまり好きになれず。Poor thing
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

ヴィム・ヴェンダース視点であることにより、日本というセッティングで祈りのような日常を非現実的に描いたものを見た。リアルだとは思わないが、映画として美しい。そして役所広司という職人の技を目撃できる。>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

気をつけ、目を食い縛れ!
抑圧された性衝動が現れる夢の世界、そんな精神分析の目眩く展開。
秘密結社パーティの乱行や、絶対にヤレナイ・トムクルーズ24時とか、f****と吐き捨てる幕切れとか、間違いなく
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

5.0

完璧すぎ、脚本何回レビューしたらああなるんですか、v100?
笑ってる場合じゃないがジャンルはコメディと思って鑑賞。セリフのキレが良すぎ、もはや泣き笑うしかない応酬の連続。
とにかく無駄がない、劇伴含
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.5

キングのご尊顔をTOHOシネマズで崇められるとは、凄い時代になった…。
経済成長国の右型上がりの勢いが、スパイユニバースの広がりと仕掛けにも現れている。舞台はドバイに加えて、ロシアとスペインとアフガン
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

映画館を訪れた、来る時間を預ける席に身を埋めた。そして、訳が分からないけれど最高に心地よく心躍るお話に目を輝かせた。そうして、その日は良い日になった。あんなものは見たことが無く、それを届けてくれたのが>>続きを読む

(2021年製作の映画)

4.5

「オオカミの家」と「骨」、同時上映にして良いの?「骨」に軍配が上がってしまう。「骨」で初見する修復映像という設定、禍々しいモノクロのストップモーション・不安定な音声、そして何よりも14分というまとまり>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.0

シアターイメージフォーラムの地下スクリーンが暗転すると、そこはオオカミの住む森の家になる。得体が知れないことへの恐怖を煎じて煮詰めたような時間だった。そしてその映像が、「プロバガンダをご覧に入れよう」>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

今こうして見ると、竹取物語をベースに鋭く性や生の意味を問うた傑作だった。この世のものでないかぐや姫、平安時代という設定が無ければ逆にこのメッセージは描けないと思うと、もうこの解釈しかないんじゃんないか>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.8

Greta GerwigもMargot Robbieも大好き!テーマにもめちゃくちゃ共感、そのうえで、なのですが…映画としては………
自分が映画に期待するものとズレていたというだけであって、間違いなく
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

やっと見た。人間が優しい。
是枝作品の中でも撮影監督の技量か映像が美しく、劇伴が優しく印象的だった。

ロードムービーだった。道中で擬似家族が生まれ、誤解が解け、「捨てるなら産むなよ」が変わる。車、洗
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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

4.0

シネリーブル池袋で再上映!
とんでもなくど天才、着座しながらの80分一人芝居に多くの個性豊かな人々が行き交い、しっちゃかめっちゃかに。一人喋りで時系列が交差するって、常人ができるもんなの?
シアターの
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

永遠に来ないと思っていた2023年の7月は予定どおり訪れ、この夏も予想通りの酷暑だった。「風立ちぬ」の公開も10年前の7月で、夏休み興行見込みだから、というのもあるけれどジブリはやっぱり夏だなと思う。>>続きを読む