てっぺい

ワイルド・スピード/スーパーコンボのてっぺいのレビュー・感想・評価

4.0
【しっぱなしの映画】
2時間ずっとアクションしっぱなし&ケンカしっぱなし笑。終始付かず離れずな2人のバディ映画で、ヒロインも含めたど迫力アクションには観る側も口開きっぱなし笑。
◆概要
シリーズ累計興収5000億円突破、通算9作目。出演は、「スカイスクレイパー」のドウェイン・ジョンソン、「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム、「マイティ・ソー」シリーズのイドリス・エルバ、「ミッション:インポッシブル フォールアウト」のバネッサ・カービーら。監督は「アトミック・ブロンド」のデビッド・リーチ。
◆ストーリー
元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと、元MI6エージェント・デッカード・ショウの元に、行方をくらませたMI6の女性エージェントであり、ショウの妹でもあるハッティを保護して欲しいという政府の協力要請が入る。
◆感想
シリーズいつものど迫力シーン満載、そしてピカイチ驚愕シーンもあり。さらにスピンオフ的な本作では、ホブスとショウのぶつかり合い&チームワーク、さらにその人物像を掘り下げる、シリーズファンにはたまらない展開。ファンでなくても主役2人にフォーカスした迫力バトルで見やすいはず。
◆ど迫力シーン
公式サイトには「2時間クライマックス」の謳い文句。その通り、過去作に負けず劣らずド派手なアクションが次々。扉を開けた先の無数の敵をバッタバッタ仕留めていくショウしかり、ビルから飛び降り体当たりしてしまうホブスしかり、印象強いのはハッティ(バネッサ・カービー)のカーアクション。ショウが運転する車から、衝撃で車外に押し出されつつ、さらにそこからホブスの車に飛び乗るシーンは、スタンドなしだとすればホント拍手もの。
◆2人の対峙
まあ映画中ずっとケンカしっぱなしの2人笑。「アメリカではお前みたいなのをビッチ野郎と呼ぶ」「イギリスだとwankerだな」的な、アメリカvsイギリスな図式も見え隠れしつつ、2人の口喧嘩が絶妙に幼稚ながら笑、ニヤニヤしてしまう。そんな2人だからこそ、完全に結党を組む最後のバディバトルが分かりやすい映画の山になっているし、脚本としても美しいと思う。
◆2人の人物像
さらにそれぞれの家族が登場し、2人の人物像が掘り下げられて、感情移入しやすい工夫も。ホブスの兄への懺悔は感動的だったし、母親思いなショウも健在。誰にも普遍な家族愛が描かれる事で、ある種クライムムービーなこの映画が安心して観れる。

以下ネタバレ

◆ピカイチ驚愕シーン
過去作で例えば、氷河を砕きながら登場する潜水艦だったり、空を飛ぶスーパーカーなどいわゆるキラーシーン的なものが、本作でも健在。走行する車を連結させながら、飛行するヘリを繋ぎ止める空撮の迫力!崖でスレスレ前輪で持ち堪える車と、ヘリとの接続部分で耐えるホブス笑。もうカオスに近い驚愕映像でした。
ポストクレジットを見る限りは、続編があるのか?本作は原題が9作目と明確に数字を出してはいなかったので、シリーズの続編も楽しみながら、是非またこの2人にフォーカスしたスピンオフとしての続編にも期待したい!
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