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七つの会議のkazu1961のレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
4.2
▪️Title :「七つの会議」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2019/02/01
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-224
▪️My Review
いゃあ、池井戸潤の原作も素晴らしいけど、なんといっても野村萬斎の怪演が半端なく素晴らしい!!
本作の一番の見所はキャスティング。主演は、狂言界の至宝にして、俳優としても唯一無二の存在感を放つ野村萬斎が務め、捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ主人公・八角民夫を見事に演じています。さらに、香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也など、これまでの池井戸作品の映像化を支えてきた、おなじみの実力派俳優たちが脇を固めています。特に野村萬斎と香川照之との芸人コラボが最高。香川照之の熱い演技を超えた野村萬斎の怪演は必見ですね。
ストーリーはいつもの池井戸潤の描く企業・社会問題に鋭く突っ込んでいくスタイルです。「結果がすべて」…そんな考え方が今なお続く、旧態依然とした企業が舞台の本作。きっかけは社内でのパワハラ騒動でしたが、そこに隠されたある謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことになります。
働くことの“正義”を問い、仕事の在り方を見つめる良作ですね!!

▪️Overview
テレビドラマ化もされた池井戸潤の同名企業犯罪小説を、野村萬斎主演で映画化。中堅メーカー・東京建電の営業一課で万年係長の八角民夫は、いわゆる「ぐうたら社員」。トップセールスマンで、八角の年下である課長の坂戸からは、そのなまけぶりを叱責され、営業部長・北川誠が進める結果主義の方針の下、部員たちが必死で働く中、八角はひょうひょうとした毎日を送っていた。そんなある日、社内でパワハラ騒動が問題となり、坂戸に異動処分が下される。坂戸に代わって万年二番手に甘んじてきた原島が新しい課長として一課に着任するが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた。八角役を自身初のサラリーマン役となる萬斎が演じ、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也といった池井戸ドラマ常連俳優が顔をそろえる。監督は「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」など、一連の池井戸ドラマの演出を手がけた福澤克雄。
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