てっぺい

ジュマンジ/ネクスト・レベルのてっぺいのレビュー・感想・評価

3.5
【美男美女になれる映画】
もし自分が筋肉隆々になれたら?映画そのものがそんな擬似体験を主としていて、前作より“ネクストレベル”なそのスケールと画作りの徹底ぶりに、自分も映画のキャラになれた気がする没入感。
◆概要
「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編。出演は「ワイルドスピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン、「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「アベンジャーズ」シリーズのカレン・ギランらが続投。監督もジェイク・カスダンが続投。
◆ストーリー
「ジュマンジ」の冒険をクリアしてから2年、スペンサー達は大学生になっていた。スペンサーは、破壊した「ジュマンジ」をこっそり修理し、再びゲームの中に吸い込まれてしまう。スペンサーを救出するため、残った3人も「ジュマンジ」にログインするが、壊れたゲームの世界はバグだらけで……。
◆感想
砂漠に雪国、ジュマンジの世界観がグッと広がり、対峙するダチョウやマントヒヒの大群な映像の迫力も、まさにネクストレベル。ラストの意外な展開は、まるで製作陣の次作への自信のあらわれ。実現するのなら、大いに期待したい。
◆スケール
前作が興収9億ドル越え(https://news.nifty.com/amp/entame/movie/12178-498842/)で、おそらく製作費は使いたい放題(?笑)となった本作。砂漠に雪国に行き放題、そしてCGも使いたい放題笑。まさにネクストレベルのスケール。スクリーンXで鑑賞したのも手伝って、三面に壮大な砂漠と雪国が広がる、そしてその中で人や動物達がわちゃわちゃする笑、独特の没入感があった。

◆以下ネタバレ

◆擬似ゲーム
吊り橋のシーンでは、吊り橋から他の吊り橋に飛び乗りマントヒヒを回避していく、まさにそういうゲームをプレイしている感覚。前作でも感じた、“もし自分がこんな筋肉隆々になれたら”とゲームと映画の世界を擬似体験するような本作の独特の魅力。今回はプレイヤーが入れ替わる要素も加わった事で、その擬似体験感が増すというか、自分もドウェインやカレンになって映画ゲームをプレイするような、そんな感覚になれる映画だった。
◆オマージュ?
そんな没入感の中で、ブレイブストーン博士がヘリからの手綱を引く「ワイルドスピード スーパーコンボ」「スカイスクレイパー」オマージュ(?笑)なド迫力シーンも。まあ、これだけ筋肉隆々の俳優を起用するなら、製作側で撮りたい迫力シーンがかぶるのもある意味分かる笑。
◆ラスト
まさかの、ジュマンジの世界が逆流するラストは、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」で恐竜達が世界中に放たれるラストにも似て、次作の世界観の広がりに期待が膨らむ。正直、それを今回やればいいのにとも思ってしまうが笑、ジュマンジアニマル達が実世界で大暴れするだろう次回作に大いに期待したいと思う。同時に本作の興収がそれに見合うまで伸びてほしいと切に願う笑。

ここまで書いといてなんですが、寝落ちで、ジュマンジがバグる具体的な描写(とそれによって何がどう変わったのか)を見逃す致命的ミス泣。どなたか良かったら教えてください!

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