HIROMI

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺のHIROMIのレビュー・感想・評価

3.0
原題:Peterloo

監督:マイク・リー

出演:
ハント……ロリー・キニア(「マン・アップ!」にも出演してたらしい!)
ネリー……マキシン・ピーク(「博士と彼女のセオリー」)


1819年8月16日、マンチェスターのセント・ピーターズ・フィールドで、実際に起きた民衆弾圧事件の話。
今からちょうど201年前の話です。
ウォータールーの戦い(ワーテルローの戦い)の後、人々は貧困に陥っているのに、貴族院や王室は贅沢し放題。あちこちで不満が高まり、市民の政治介入を求める声、男性の選挙権を求める声(この当時、男性にも選挙権がなかった!)が高まり、マンチェスターで大規模な抗議集会が開催。
武器も持たない、暴動もしない、という平和的集会だったのに、政府は騎兵隊を投入し、集会を中止させる。
この時、暴力を使用して中止させたため、多くの負傷者や死亡者が出た(Wiki:18人が死亡し400~700人が負傷)。

選挙権を求めるために、多くの犠牲者が出ました。
このような歴史を繰り返して、今私たちの選挙権は得られた訳です。
現在では、当然のようにある権利。そして、その権利を使用しない人たちもいる世の中となってしまいました。
多くの犠牲者を出しながら得られた権利を、私たちはもっと大切にするべきだと、この映画を見て、改めて思いました。
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