「パリ、テキサス」のヴィム・ヴェンダース監督によるドキュメンタリー映画。
「2人のローマ法王」がとても良かったので。冒頭で今のローマ法王が誕生するシーンが出てくる。去年、広島にも来ていましたね。世界各国を飛び回り、変革と貧困について優しく訴えかける法王フランシスコ。
バチカンの街並みも教会の外観も中のフラスコ画も。全て綺麗でため息。夕方から夜のバチカンも素敵。プロジェクション・マッピングが映し出されるシーンがあるんだけど、実際はさぞすごいんだろうなぁ。
聖フランシスコの再現VTRがモノクロだけど、なんだか美して泣ける。「君の名前で僕を読んで」みたい。
イタリアの拘置場では「初めて教会に聖人と認められたのは誰だと思いますか?囚人です。」と言い、アメリカの矯正施設では「生きるということは汚れた道を歩きながら、足を汚すことなのです。」と言い、貧困だけではなく、まだまだ男尊女卑の社会についても訴える。
日本、安倍政権がどうとかやってる場合じゃない。マジで。