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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.7
▪️JPTitle :「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」
ORTitle:「Eighth Grade」
▪️First Release Year : 2018
▪️JP Release Date : 2019/09/20
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-292
🕰Running Time : 93分
▪️Director : ボー・バーナム
▪️Writer : ボー・バーナム
▪️MusicD : アンナ・メレディス
▪️Cast : エルシー・フィッシャー、ジョシュ・ハミルトン、エミリー・ロビンソン、キャサリン・オリヴィエ
▪️Review
🖋評論家や各映画賞でアメリカでは高い評価を受けた作品です。SNSと共に生きる今の世代、アメリカでいうジェネレーションZの成長、恋愛、青春をリアルに描いている作品です。きっと同世代やこの時期を辿った女性の方には共感度の高い作品なんでしょうね。娘がいる私にとっては父親の気持ちの方に大きく共感してしまいましたが。

🖋YouTubeやSNSと共に生活する主人公のケイラ。本作ではオープニングとエンディングでそんなケイラYouTubeの配信動画が流れます。パソコンやスマホ、SNS。。。そんなフレームの中と外、バーチャルとリアル、結局はリアルで生きていくための手段としてのフレームやSNSである事。それを理解していく必要がある。そんなメッセージではないでしょうか。

🖋13歳の主人公の抱える繊細で切実な自意識の問題に接続し、それを今を生きるわたしたちの生活の中で無数に増殖したフレーム、パソコンやスマホ、ウェブカメラ、配信画面、インスタの正方形、プロフィール画像のトリミングに呼応させて描ききっています。その演出に多くの高評価が寄せられたんですね。

🖋本作、スタジオ「A24」が手掛けた作品。監督・脚本を手掛けた新鋭ボー・バーナムは、元ユーチューバーという異色の経歴を持ち、俳優としても活躍しています。主人公ケイラを熱演したエルシー・フィッシャーは、2018年の最多新人映画賞を獲得し一躍ハリウッド期待の若手となりました。

😊物語は。。。
中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラは、「学年で最も無口な子」に選ばれてしまいます。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイト達と繋がろうとする彼女でしたが、いくつもの壁が立ちはだかります。人気者のケネディは冷たいし、好きな男の子にもどうやってアプローチして良いか分かりません。お節介ばかりしてくるパパはウザイし、待ち受ける高校生活も不安でいっぱいです。中学卒業を前に、憧れの男子や、クラスで人気者の女子たちに近づこうと頑張りますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
生まれたときからウェブサイトやSNSが存在する“ジェネレーションZ世代”のティーンたちのリアルな葛藤や恋、家族との関係を描き、全米で評判を集めた青春ドラマ。中学校生活最後の1週間を迎えたケイラは、“クラスで最も無口な子”に選ばれてしまう。待ち受ける高校生活に不安を抱える彼女は、SNSを駆使して不器用な自分を変えようとするが、なかなか上手くいかない。高校生活が始まる前に、憧れの男の子や人気者の女の子たちに近付こうと奮闘するケイラだったが……。「怪盗グルーのミニオン危機一発」で主要キャラクター・アグネスの声を務めたエルシー・フィッシャーが主演を務め、第76回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた。YouTuber出身という異色の経歴を持つ人気コメディアンで、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」などで俳優としても活躍するボー・バーナムが自身の経験をもとに脚本を執筆し、メガホンをとった。
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