このレビューはネタバレを含みます
1時間という制約なのか、敵側のセキュリティが甘く割とトントン拍子なのが気になった。
最終的に、洗脳されていた罪のない大衆に事実を堂々と突きつけて煽動し精神汚染を引き起こして(結果的に首謀者たちを殺させて)サイコハザードで逃げ切るのも、公安局の人間なら容易に想像がつくと思うのであえて引き起こしたとするとあまり正義とは思えず腑に落ちなかった。
アニメとの関連なので見当違いなのかもしれないが、アニメ2期終盤ではシモツキ監視官がシビュラシステムの真実を知っても向き合えず(壊れてしまい?)、「全て忘れます、この世界が好きです」と発言しシビュラの傀儡になったような場面があったが、それはどうなったのか。シビュラの矛盾を問い正して自身の正義を語るような今作のシモツキの姿勢は若干ツネモリと混同しているような印象を受けた。
(シモツキはシモツキで傀儡となった自分に苦悩なり従順なりしていて欲しかったのは個人的な希望でしかないが残念…。)