マルケス

家へ帰ろうのマルケスのネタバレレビュー・内容・結末

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題とジャケ写に良い意味で騙された。軽めのヒューマンコメディを装いながら、一生癒えない傷口を見せられた。
ピオトレックと再会し抱き合うシーンは万感胸に迫る。セリフの要らない尊いシーンだった。

末娘クラウディアの入れ墨が謎だったが、監督のインタビューで解けた。リア王がモチーフになっていることやイディッシュ語の話など、より作品への理解を深めてくれた。

人間は残虐なことをしてしまうが、手を差し伸べてくれるのも人間。旅の折々で出逢った人達はそんなことを教えてくれる。
マルケス

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