【アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞】
アカデミー賞を制した短編ドキュメンタリー。本作はロサンゼルスで活躍するアーティストのミンディ・アルパーを追った作品。
彼女のシュールで暴力的な作品がどこから来るかを解き明かすことで、アーティストと作品の繋がりを深く洞察している。
タイトルは冒頭から来ている。ロサンゼルス405号線の渋滞。あの『ラ・ラ・ランド』でも登場した高速道路は人々にとって不快以外の何物でもない。しかし、ミンディはそこに魅力を感じる。
どこか周りと違う感性の持ち主であるミンディは、幼少期から周りからの抑圧に耐えてきた。しかし、今やスーパーなど人が沢山ひしめく場所に行くと混乱する。薬に頼る生活。
薬に頼りながらも、自分の心にあるモヤモヤを作品に反映させていく。
芸術とは、作品だけ見ても分からないことが多い。しかし、アーティストの背景を知ると芸術は面白く感じる。
非常にミンディが語る人生にキツイものがあるが、これは確かにアカデミー賞獲るなと感じた傑作でした。
IndieWireがyoutubeに本編アップしているので是非!