ちろる

ボス・ベイビー ファミリー・ミッションのちろるのレビュー・感想・評価

3.5
1作目は赤ん坊が一丁前に大人の口をきき、裏社会を仕切るという意表を突く設定が面白かったところだけど、正直この2作目にはその新鮮さが無い。 

あの時のボスベイビー・テッドは超巨大企業の社長という設定も想像通りすぎるわけで、今回は、奇想天外なユニークさで楽しむわけではなく、ストーリーは兄弟の大切さ、父娘の愛情あるあるのエピソードが軸で、普遍的テーマを見せるもの。
1番の見せ所はまだ赤ん坊であるはずのティナが言葉を話してボスベイビーと化して、大人になった二人にミッションを与える、という点。
そこから大人だった兄弟が、またぞろ子供に戻り、妻や娘に気づかれないで脱出するなかで、家族の大切さに辿り着いていく。

兄弟愛、家族愛も描かれ、ほっこりもしますが、悪く言えばちょい凡庸で、際立ったユーモアがあれば良かったが、それはなかったのが残念。
前作のパンチを求めると肩透かしだが、ファミリームービーとしては普通に楽しめるはずなので、是非ご家族でどうぞ。
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