かりん1

芳華-Youth-のかりん1のレビュー・感想・評価

芳華-Youth-(2017年製作の映画)
4.0
感想👇
2017年制作

1970年代 文芸工作団の2人
リウ・フォン(ホアン・シュエン)
ホー・シャオピン(ミャオ・ミャオ)を取り巻く周りの人達と、文芸工作団をやめてからの2人の様子も描いている。

⚫︎中国の文化大革命の頃の時代背景は想像もできない!

1976年 周恩来、毛沢東が相次いでこの世を去り、時代は大きく変わろうとしていた。

踊りの練習風景、その中での生活の様子は 普通の学生生活のように見える



好きな相手にでさえ 告白するだけで 堕落と取られるような時代である。
リウ・フォンは 好きな人(壮壮)に告白して振られてしまい
その事が元で 左遷。

部隊が遭遇した1979年2月17日中越戦争で腕を無くしたリウ・フォン

同じ戦争で シャオ・ピンは『英雄待遇』になったものの 小さい時から受けたいじめとのギャップで苦しみ 精神を患ってしまった。

リウ・フォンがお見舞いに行って手を触れようとしても怯えてしまい...。

昔、シャオピンはリウ・フォンに好意を抱いてたというのに...。

戦争が終わり、文公団解散の最後の日に慰問講演を見たシャオピンは
踊りを見て、我を取り戻し、昔 踊った踊りを

『舞う』

何年も経って 静かに寄り沿って生きてる2人がいた。

全てを無くした2人には 余裕のようなものを感じられたそう!


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生き生きと毎日を過ごしている若者たちと、時代の緊迫感が 相反している。
ちょっとでも油断すると すぐに配置換え。

そして 戦争の悲惨な様子。
これでもかこれでもかという血だらけ、粉々になった肉片の散らばり方

容赦ない‼️

どんな国でも どの時代でも 戦争だけはしないでほしいと切に願う

それだけに 2人が年取ってからも穏やかに寄り添ってる話は心より 安堵した。

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文化大革命の時代の作品をご紹介してもらい見てみました。
なぎささん、ありがとうございました。🙇‍♀️
映画を見て楽しんだと言うより
今の自分の環境に感謝です!
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