スタートは良かった。爆弾事件が実は小塚（西島秀俊）が企画した新人を歓迎する儀式だったとは。仕事に対する考え方は大事かも知れないけど、なみへいさん（波瑠）が大好きな恋人（中村倫也）とあんなに簡単に別れることになるとはと思った。最後の気球から1万個の風船を落とす企画（開園50周年、なみへいさんの企画です）はいいし、空に浮かんだように見える風船は色とりどりで綺麗だった。のですが、小塚を気球に乗せるまでの過程が二番煎じ感、強し。そしてスタートの設定からして小塚がそれに引っかかるとはとても思えなかったのでそこが残念。一番大切で綺麗なシーンだったのだからそこにこそもう一捻りして欲しかった。そうしたら映画の印象は大きく変わったんじゃないかな。小塚の役はかっこよすぎ。
