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パドマーワト 女神の誕生のezuのレビュー・感想・評価

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)
4.8
色気のある絵や彫刻はシワの表現が美しいと思ってるんですが、この映画ももれなく服の皺からスカートのひらめきまで一部の隙もなく美しい。香りに言及する描写や光と影の使い方、詩的な台詞も素晴らしくて、ずっと前のめりで画面に釘付けだった。
文字通り心臓を射止めるディーピカーさんの美しさとかっこよさ、人間より一つ上の階層に生きてるような浮世離れしたシャーヒドの聖性をともなう色気、無邪気と狂気が調和するランヴィール・シンの悪王はとびきりの仕上がりで、あと登場から色気がとんでもないジムサルブの底の見えない笑顔と悪王への果てなき献身、従者でありつつ友人のような距離感といい大変良かったです。
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