yayou

ゴッズ・オウン・カントリーのyayouのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ここは美しいが、さみしい」
ほんとそう。ゲオルゲがそう言うまで、ジョニーのことが嫌だった。この映画の主人公であるジョニー。いつも辛そうで目も虚で、でも一生懸命牧場の仕事はしていて、いつも酒を飲み過ぎていて。そんな姿を見ているのが苦痛だった。何で見ていて嫌なのか、ゲオルゲの言葉でわかった気がした。孤独だったから。それを見ているのが辛いんだとわかってから、嫌でなくなった。

自然が大きすぎて、一人では耐えられない。最後の昔の風景をみるとよくわかる。大自然と大家族。これがお似合いの風景で、幸せに見える。自然と向き合うには大家族(一緒に働く人)が必要だから、寂しくて孤独になるんだろう。
自然は、人間のことなんてたいして気にもしてなくて、だからこっちからくっついていって、喰らいつくしかない。
人間関係も一緒かな。自分が変わりたいのなら、こちらから喰らいつかないと。

だいぶ2人の裸ん坊を見てしまったよ😳
愛のシーンは、ブラピの死神さんが恋したシーンぶりに泣きそうになった。ジョニーがゲオルゲといる時が嬉しそうだった。ゲオルゲは出来過ぎクンだね。

自然の尊さをだいぶ見せつけられた。
羊🐏の赤ちゃんが死んでしまって、その皮を、お母さんが死んだ羊の赤ちゃんに着せてあげる。残酷なことと幸せなことは隣合わせだ。


自然と人の孤独と尊さを見せられた気がする。見てよかった
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