配役・演技がとりわけ良かったです。
終盤、安藤サクラさんにトドメを刺す池脇千鶴さんの正義の拳鉄に溢れ出す涙は点眼薬ではなくしっかり泣けていた筈。
背乗りとは、こういうディテールがあってこんなかたちのものもあるとは考えなかったなあ。
でも、やっぱり長くは続けられないよな。どんな個々の背景があっても。
これ、新型ウィルス前のグローバリズムが一番のしていたころの作品だけど、あんなミクロなエリアにスポットライトを当てたところと、
それを、面会室のアクリル板ごしに「すっごい楽しかった」って言う女の子の幸せってのかな?
そう、感じた彼女の演技までが凄かったわ。
がらんどうになった家は、その生活の痕跡すら、住んでいた本人でも薄気味悪く感じたことだろうがね、、、
いま、虐待を受けた、子供「だった」大人たちや、
今現在の子供たちの周囲も騒がしくかつキナ臭くなり、
施設に入れる子供は優等生ばかり。
児相は職員があまりのハードワークさに半ば職務放棄せざるを得なくなっていると聞き及ぶ。
教員も現場でパニックを起こし、
大きな変革がないと、この国、未来ない。
そんなことを見越していたなら、製作陣は先見の明もあろうが、、、