花とみつばち

ダリダ~あまい囁き~の花とみつばちのレビュー・感想・評価

ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)
4.0
フランスを代表する歌手、エディット・ピアフと互角に並ぶダリダの生涯の映画化。
ダリダを演じたズベバ・アルビティ、風貌は似ていて美しいが流石にダリダの風格までは似ていない。
幼少の頃眼を煩い容姿にコンプレックスを持った事と父親の死が原因とされているが、ダリダの周囲は死の匂いと情緒不安が付き纏う。
特に映画では、ダリダの男性遍歴を重点に描かれる。これだけ恋人が自殺されるから仕方ないけれど、もっと功績を重視して欲しかった。
けれど 60、70 年代に活躍したダリダを今は見る事ができないのでこの作品は貴重かと思っている。
たくさんの代表曲をダイジェストに聴け、ダリダが再注目されたのも良かった。
「 私を許して 」という最後はフランス人らしい。日本ではあまり無い話し。

映画館や動画で鑑賞したけれど、あるチャンネル等では未公開シーン、ダリダが日本語で歌うシーンが本当はあったらしいがカットされていた。是非このシーンのある「 ダリダ あまい囁き 」を観てみたい。
監督リサ・アズエロスの母親はフランス映画で有名なマリー・ラフォレ
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