takanoひねもすのたり

15時17分、パリ行きのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.1
クリント・イーストウッド監督によるタリス銃乱射事件(2015)を元にした伝記映画
事件の当事者3人が本人役で出演

高速鉄道タリス車内でイスラーム過激派の男が銃を乱射、乗客の米軍人2名と米大学生、仏在英国人が犯人を取り押さえた
米の3名は幼馴染で、彼らが出会った子供時代〜現在、そして事件までの事績を描いたもの

3人の演技は自然体で悪くはないけど全体控えめで感情表現の乏しさは感じた
キャラクターの人間性を作って演じる必要がないので、彼らの人柄が伝われば良い、またそういう演出が取られている気がした

物語を引っ張るフックが弱いなあ
プロローグに置く事件発生で興味をフックするけど、その後は子供時代、成長し入隊後の日々、そして欧州観光パートと続く、これが長くて怠かった、運命論と無名の人が英雄になる経緯を描くに必要だったのは分かるけども

彼らの取った行動は素晴らしいがそれはそれこれはこれ