新巨人の星の初期の総集編。前作で左肩を壊して引退した飛雄馬が、草野球の助っ人を経て代打打者としてき巨人復帰を目指すエピソード。
絵柄が大幅に変わり、より劇画テイストでリアルに。顔も濃くなり頭身も高くなった。
この時期の東京ムービーはリアル系のリメイクや続編を量産してたのよね。
飛雄馬の古谷徹もだいぶ大人っぽい抑えた演技をしてるんだよね。
野球が出来なくなっても野球への未練タラタラな飛雄馬。巨人の野球帽をも被りっぱなし(笑)長嶋さんが監督で勝てなくてジリ貧の巨人に、球場やTV中継で悔しがる。
野球バカで野球しか出来ないから、野球が無いとこんなにも惨め。
すっかり白髪になった一徹も驚き。花形に再開し家に招待され姉と再開するもテレビで野球を観戦しだす異常性格っぷり…。怖えよ。
前作の現役時代も回想シーンで何度もカットインする。これは新規作画なのかな?
でもその都度に話が止まるんだよね。
話の構造としては回想シーンは序盤に纏めて編集してくれた方が良かったんじゃないかしら。
花形も伴宙太もホント親切に世話しようとしているのもムゲにする。飛雄馬の人格破綻者にドン引きする。明子姉ちゃんも泣いてるよ。
それでも巨人で野球をしたい飛雄馬の執念。そこでこの映画は終わり。戦いはマダマダ続く。右投手になる日も遠い。