No.3212
『力作とはこういう映画のことをいう』
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終戦時、
樺太の真岡(まおか)郵便局で、電話交換手をしていた女性9人の、あまりにも哀しく、酷すぎる運命。
なんかいろいろあって、当時、急遽全国公開できなくなったいわくつきの一本。
その後、一部地域で限定公開され、2010年に念願の全国公開となった。
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まさに埋もれていた名作といってよい。
テンポといい、リズムといい、カメラワークといい、役者陣の熱演といい、本当に素晴らしいクオリティである。
始まりから最後まで、終始漂う圧倒的な「絶望感」。
容赦なく続く死、また、死・・・。
だからこそ、あまりにも美味しそうに見える「お汁粉」。