まめだいふく

ミッシングのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ミッシング(1982年製作の映画)
3.0
 「必ず息子を見つけ出す たとえ死体でも」

 南米チリ。クーデターの勃発と戒厳令により、国中が混乱を極めている最中、現地で暮らしていたアメリカ人男性チャーリーが失踪する。
 アメリカに住むチャーリーの父親エドはチリに飛び、現地でチャーリーの妻のベスと合流し、二人でチャーリーを探すのだが、この失踪事件の裏にはとんでもない真実が隠されていた。

 実話を基にした衝撃作。
 一部の人物名は変えているが、出来事はすべて記録に忠実に描かれているという。
 ということは、本当にこんな信じられないことが起こったのか。まさかの真相には愕然とした。こんなのどうしようもないじゃないか。

 コメディ俳優のイメージのあるジャック・レモンがいぶし銀の演技で魅せる骨太サスペンス。

 余談だけど、死体収容所で死体役で横になってるエキストラたち、ものすごく大勢いるんだけど、誰か一人でも動いちゃったらNGで撮り直しだもんなあ。大変だ……と、このシーンがあまりにもショッキングだったので、そんなことを考えて現実逃避してた。
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