チアシアターの上映に合わせて観賞。

高校時代、危ないバイトに関わったことで友人を失ってしまった二人の青年。
それぞれ別々の道を歩んだ彼らの物語。

友との"決別"
過去との"決別"
悪しき自分との"決別"
様々な決別が描かれる物語ながら、
その先に救いを描く所に
監督の優しさを感じた。

｢悪徳セミナー｣や｢薬物｣、
一般には｢悪｣と捉えられがちな題材を描きつつ、あえて否定も肯定もしないスタンスが新鮮。

また、登場人物がままならない現実に悩みながら、微かな希望を掴みとろうとする点は『書くが、まま』にも通じている気がする。

たとえ、
長く暗いトンネルのような人生であっても、
その先にある光を信じたいと思った。

• #決別
• #書くが、まま
• #シリーズ:短編(邦画)

過去に囚われた二人がもがきながら
生きていく姿を描いた作品。
短いながらもよくまとまっていた。

2021.11.29鑑賞。