rage30

リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバルのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

南米独立運動の指導者、シモン・ボリバルを描いた伝記映画。

恥ずかしながら、シモン・ボリバルに関してはまったくの無知だったのですが、壮絶な人生を歩んだ人だったんですね。

最初はただの金持ちのボンボンかと思いきや、早くに妻を亡くし、妻の意思を継ぐかの様に独立運動に傾倒していくと。
ここから裏切りや失望の連続に遭い、終いには密林へと島流しにされるわけですが、ここで終わらないのが彼の凄いところ。
現地の民をゲリラ兵にして、再びスペイン人から土地を解放していくのです。

まるで漫画の世界というか、所謂、貴種流離譚を地で行く人間が本当にいたんだと驚かされました。
その後も失敗と成功を繰り返すわけですけど、解放者という事だけでなく、この不屈の精神こそが、彼を英雄たらしめているのかもしれません。

正直、南米の地理や歴史について詳しくないので、彼の功績について把握しきれてはいないのですが、そこは各々で調べるしかないのかな。
でもまぁ、シモン・ボリバルという存在…彼の人生や人間性を知れて、シンプルに勉強になる作品でした。


余談
原題の『Libertador』は、サッカーのコパ・リベルタドーレスに似てるな~と思ったら、Libertador(解放者)を讃える為に大会名に使用しているんだとか。
ベネズエラだけでなく、南米全体にとって重要な人物だったんですね。
rage30

rage30