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映画の妖精 フィルとムーのおなべのレビュー・感想・評価

映画の妖精 フィルとムー(2017年製作の映画)
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世界にはまだ映画を知らない子ども達がいる――
世界の子供達へ映画を届けるプロジェクトの元、《斎藤工》が自ら企画・提案して制作された短編クレイアニメ作品。監督を務めたのは《斎藤工》推薦の《秦俊子》監督。なお、声優として企画者の《斎藤工》とWOWOW映画工房の《板谷由夏》が出演している。

NPO法人World Theater Projectは、2012年より途上国で子ども達を対象にした移動映画館の活動を続けており、今までで『映画の妖精フィルとムー』はカンボジア、マダガスカル、ウガンダ、ミャンマー、カンボジア等の開発途上国で上映された。

作品は5分と短いが過去の名作のオマージュが凝縮され、『ラ・シオタ駅への列車の到着』『月世界旅行』『ローマの休日』『モダン・タイムス』『ベルリン・天使の詩』『鳥』『タイタニック』『ジョーズ』『未知との遭遇』『ターザン』『キング・コング』『雨に唄えば』等々映画ファンにとっても楽しめる作品になっている。

登場キャラの“フィル“に関してだが、かなり高めの声で台詞を発している。よくよく考えると「これ、斎藤工が裏声で声を当てているのか」と思い少しだけ優しい気持ちになれた。
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