クリムゾンキング

忘れじの面影のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

忘れじの面影(1948年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

決闘を目前に控えた落ち目のピアニストステファンは「決闘なんてやんねーよバーカバーカ!」と敵前逃亡を企てるが謎の女性から彼女とステファンとの馴れ初めから現在に至るまでを綴った手紙を受け取り読み進めて行くのだが一向に「おーまーえ誰だよー!?」と思い出せないのであった。

あの手紙3時間も読んでたの!?

同じアパートに住みピアノの旋律を聴いて恋焦がれてからひたすら一途に思い続けてるリザと、そんな彼女の気持ちなどどこ吹く風で再び出会っても前と同じ質問をするステファン。
所詮彼にとってはその程度だったというのがなかなか辛い。

2週間と言いつつ戻らないくだりが後半、2週間と言いながら息子と別れるのに「あーこれ会えないやつか」という伏線を回収してるのがさすが、なのか?笑笑

後半になるにつれて面白くなって行ったけど、実は決闘相手がリザの現夫だった、という展開だったら最高に皮肉が効いてて良かったのに、とか思ってしまった。