えみおん

お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ~のえみおんのレビュー・感想・評価

3.8
惣菜店を営むオモニ。
息子とは少し距離のあった中で、オモニの認知症発症。
甲斐性なしの息子で妻に頼り切り、そんな息子は惣菜店を畳んで売却し、その資金で自分の仕事の道筋を……と、早々にオモニを施設へ預けるのだけど…
畳んだ自宅兼惣菜店を片付けていく中で見つけた母の料理帖というか、人生日記のようなものをめくっていくうちに、少しずつ心境に変化が出てくる。
結果的には、自宅に連れて帰り、惣菜店を引き継ぐのだけど、
親とはいえ、認知症の介護は生易しいものじゃなくそう簡単なことではない。
映画だから非現実的なシーンもあるけど、理想はコレだよね。
認知症が進んでいっても尊厳を守る。
こういう寄り添い方ができたら素晴らしい。
途中までは、息子どうなんよ?って思って観てたけどね。
良き映画でした。
えみおん

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