前半から、風が吹けば桶屋が儲かるテイストでコミカル且つブラックにストーリーが進んで行き、全く飽きさせないのは流石のポンちゃん作品…!
狭い界隈で色んな人達の人間模様が交差し、そして他の作品と同じようにことの発端を起こした主人公は断罪されず、終焉。
面白いのは勿論だけど、正直、最初は負に落ちず。
モヤモヤしていたが、「断罪されたかった主人公が何回も断罪を渇望し、結局されずに平和に生きている」ことへの葛藤を最後に感じ取れたので、その絶妙な苦しみと絶望を描いた長編処女作は流石としか言いようがない。
そして初々しいしいペドゥナはのんちゃんのように可愛い!