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さびしんぼうのryusanのレビュー・感想・評価

さびしんぼう(1985年製作の映画)
4.0
ずっと観てなかった大林監督の尾道3部作の欠けたワンピースをついに観ました。
いや、やっぱり面白い。
大林監督はいつもクラシックかつ斬新で、自由で、今で言う萌えで、観る者を魅了する。
音楽で言えばビートルズや桑田のような芸術の本質を理解して、観客自身も気付かない何かを観せてくれる。だからそこに感動がある。
本作は黒澤監督も絶賛したという事ですが、3部作定番の尾道の街を歩くシーンは良く考えると「羅生門」と通じるところがありますね。

寺の息子ヒロキはある時、さびしんぼうと名のる謎の少女が見えるようになる。それはどうやら16歳の母の姿らしい。そしてお転婆なさびしんぼうは次第に周りの人間にも見えるようになり……。
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