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さびしんぼうのdionemishのネタバレレビュー・内容・結末

さびしんぼう(1985年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヤンキーでもオタクでもない映画としてはちょうど良い位置にいる恋する男子高生が「さびしんぼう」という謎の女の子と関わりを経てちょっぴり大人の階段を登る話。

現代の感覚で見たら色んなフラグを叩き壊してちてそれが新鮮だった(ひろきのカメラへの情熱はいつのまにか削がれていたり、幼馴染とはマジで何もなく終わったり)

さびしんぼうという謎の女の子の正体が主人公の母親の16歳の頃の生き霊だという設定が斬新すぎて素晴らしいと思った。
何よりこのさびしんぼうが可愛すぎる…思えば同監督の「ハウス」という作品でも俺はメロディーというキャラにしばらく恋をしていた。多分女の子への妄想感覚が非常に近いんだと思う笑

全体的に演技はこの時代特有のクサいものなんだけど、樹木希林と岸辺一徳は流石の演技力で笑わせてくれた。もっとこの2人の出番を増やしてほしかった!

全体的にかわいらしくって大好きな映画なんだけど、元祖さびしんぼうのヒロインがなぜに主人公を避けるのか分からなかったのと(やっぱのぞき見がキモかったのかな笑)、お父さんが急に饒舌になったのが違和感あって怖かったのがモヤっとしたなあ。
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