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サイゴン・クチュールのoden8のレビュー・感想・評価

サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)
4.0
"ママがいつも言ってた。偉くなっても、上には上がいる。"
"今、その意味を。本当に理解したわ。"
by マドモアゼル·ニュイ
気付いて、行動した時がインデペンデンス・デイなのだよん。

タイムスリップのオモシロポイントだけに着目したタイムスリップもん。たまには、糞ボジティブでファンシーな作品もいいやんね。
小難しい理屈なんか抜きにして、タイムスリップしたシチュエーションに身を任せ。ニュイの成長に心を傾ける。すると、なんか"明日からも頑張るかぁ〜。"と元気が貰えるのん。

ファッショニスタのお眼鏡に適うかは別にして。お洋服を着る楽しみや創造するやりがいを知ってる人には、楽しいのではないでしょうか。
お洋服が自分の気分をアゲてくれる感覚とか。すんげ〜分かるものね。お洋服なんて楽しんだもん勝ちやん。

かなりポッピーな展開ながらも。根底にあるものがウォーミングでバーニングなので。シンプルに頑張るエネルギーを分けてくれるの。

ニュイの憎めないキャラクターも大きいよねん。お嬢様ならではのお悩みだよね〜。だと小馬鹿には出来ない彼女の葛藤。それは、誰もが感じたこがあるであろうこと。
人が成長していく過程で必要なファクターが詰まってるのよね。
そして、彼女の頑張り方がめっちゃ現代人の志向にフィットしている様な気がするのね。というか、僕は好きやなぁ。
あと、あざといリアクションがキャラに合ってはって何気に心を奪われてもうたよん。

お堅い部分の魅力も、好みやったんやけど。それよりも、優しくゆる〜いファンタジーな世界が良かったよねん。
弟くんが愛読していた"ドラえもん"の様に。親しみやすさがあるの。
今の自分が未来の自分と喧嘩をしたり、説教をたれたりって葉茶目茶やん。誰が誰に、どういう神経で言うとんね〜ん!!?ってね💞
過去のニュイの視点で観る楽しさと。未来のアン·カインの視点で観る楽しさ。
それが、自分と向き合い。自分と対話することの大切さをコミカルに表現してくれているのよね。

ベトナム映画ってだけで、全然期待してへんかったけど。ベトナムさんごめんやでぇ〜。
アオザイ?お野菜ですかえ??って思ってたけど…🙈
ゆるくてほっこりで、めっちゃ好きなユルッコリ〜な世界観やったわん💞www

"自分と彼女を比べるほど暇なの?"
by 爽やかボーイ

"失望したわ。私があなたなら自殺してる。"
by ニュイからアン·カインへ

"君はアン·カインとは別人だろ?"
by ライバルの息子でありライバルの弟

"社会が変化すれば、その礎を築いているものや根源も発展していきます。"

Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
23-181
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