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カランコエの花のmakingのレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
5.0
みんな演技なのか演技じゃないのか分からないぐらいの自然な掛け合いが素晴らしい。高校生の時こういうやついたな〜!ってなる。特に前髪上げてる男子と、あんまりセリフ無かったけどバンドマンみたいな頭してる男子。
無駄な喋りが多いくせに、自分の心の中身はあまり言葉にしないところが凄く高校生らしい。

悪気のないアウティングとか、悪気のない否定が凄くリアル。その子を傷つけようとしてやってる訳じゃないことなのに、結果1番傷つくのはそういうことなんだよな。好きな子に悪気なく「あの子はレズビアンじゃない」って言われたら、自己への否定にもなるし、失恋にもなる。と、考えるとああいう形で自ら宣言するのはある意味で告白にもなるのかな。
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