2018年7月6日
『クローズド・ガーデン』 2017年制作
監督、マーガレット・ベッツ。
キャスリーンは12歳でカトリック系の学校に入り、
神への信仰心が芽生える。
17歳で修道院に入り、半年後に神の花嫁にふさわしいように、
修練者として修行する。
そして、第2バチカン公会議の教会改革が始まり、修道院も
大きな変革がなされた。
第2バチカン公会議とは、世界から集まった方たちで、
より良い教会を目指して話し合った会議。
これにより、教会も修道院も古い慣習は一掃され、
特に修道女の神の花嫁という考えは撤廃されて、
修道女も一般信者と同等という考え方は、9万人もの
修道女の修道院離れとなった。
素敵な映像美♡
とてもきれいに撮っている。
主人公は、5歳、12歳、17歳と3人が演じたが、どの子も
とてもかわいい♡
禁欲的な生活と、抑えていた感情の爆発。
愛や癒やしを欲する気持ちがあるからこそ、生きている実感。
人間の本能。
修道院の院長役の方、厳しい戒律の中で、他人にも厳しく
接していますが、眼差しは優しい。
慈愛に満ちた目をして演じていた。
クローズド・ガーデンの意味： 壁に囲まれた庭。
転じて、一部の人々に利用を限定して、その人々に
できるだけその壁の中で行動してもらうような仕組みのこと。
