イケメンに浮気されたシンママが別のイケメンとくっつく話。
餃子はおまけ。
これは良いですよ。
顔面至上主義で人生ミスったシンママが「でもやっぱりイケメンが好きなの」てな具合で突き進む様子は振りきってて好感がもてます。
恋愛パートも餃子パートもぺらっぺらですが、不細工に夢も希望も与えない姿勢は清々しいにも程があります。
その一方で、このシンママは男に振り向いてほしくて餃子作成スキルに磨きをかけるのですが、子供に接する描写がほとんどないため、育児をちゃんとしてるのだろうか、寝る前に本を読んであげるのだろうか、学校に通わせるのだろうか、ベビーパウダーをポンポンするのだろうか、と観る者に次々と不安を抱かせます。
中学の頃、松田くん(仮)の家に遊びに行ったら毎回違う若い男の人がお酒飲んでて、出してくれたファンタのコップがワンカップの瓶だったのをぼんやり思い出しました。
子供ながらにヤバい空気を感じたし、なにより学校から帰ったら知らないお兄ちゃんが家で酒飲んでるような環境で育ったら、私は今ごろグレてヤクザか殺人鬼に育っていたかもしれません。
そういった社会の闇的な部分にも切り込んだ良作と言えましょう。
作品に対して少し文句があるとすれば、宇都宮には(というか栃木に)こんな美人は存在しないことです。
出張先でガールズバー3軒ハシゴした私が言うんだから間違いありません。
のっぺりした顔が多く、つぶやきシローみたいな生き物が練り歩く町。
それが宇都宮です。
あと名古屋もヤバイですね。黒木メイサ似の子がいるって聞いたのに、入ったらカレーの林眞須美似の老婆しかいないんだもの。
チェンジって言ったら福田和子似がきました。殺人鬼コレクターなんでしょうか。
頭くらっくらしました。