正義感の強いお母さんが国家組織に立ち向かうチェンジリング的な物語を想像していた僕としては、終始期待を裏切られ、
地に足がつかない気持ち悪さを抱えたまま
物語が進む感覚がありました。
誰かに感情移入したいのに、
次の瞬間には常軌を逸した行動を取る。
落ち着いて観れません。
いっそ署長が犯人の存在をもみ消すような極悪人であれば、こんなにも気を揉まずに観れるのに!
何度も思いました。息苦しい。
型にはめ込み、何事も正当化しようとする人ほど、試され、自問自答してしまう。
優れた脚本のなせる業だと思います。