ジャケットの通り、雰囲気が素晴らしい映画。異国情緒溢れる街の中で、忘れられない一夜を過ごした男女の温度差を描く。
とにかく風景も美しいし、エモーショナルな撮影も良いし、音楽もマッチして、いつまでも浸っていたい気持ちになる。
が、冒頭から「雰囲気映画」として楽しみ始めたため、あまりにも冗長なセックスシーンにはちょっと萎えた。もっとオブラートに包んでくれていた方がトンマナに合ってる気がした。(好みの問題かもしれないが)
あとジム・ジャームッシュ製作なのに、それを強調しない宣伝姿勢にこだわりを感じた。たしかに全然ジャームッシュ感はなかった。